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美粧段ボールとは?通常の段ボールとの違いと美粧段ボールの役割を解説します

美粧段ボールとは?通常の段ボールとの違いと美粧段ボールの役割を解説します

EC需要が高まる昨今、差別化やブランディング、利便性向上のために、商品の配送箱も多様化しています。中でも、段ボールの見た目を美しくした「美粧段ボール」のニーズが高まっています。
そこで今回は、美粧段ボールと通常の段ボールの違いや、美粧段ボール導入のメリット・デメリット、美粧段ボールの種類をご紹介します。

1.美粧段ボールとは

美粧段ボールとは、段ボールに美粧性をプラスした見た目が美しく、きれいな化粧箱のことです。紙器と段ボールそれぞれの良いところを合わせ持っています。

段ボールの主な目的は「運ぶ事・商品の保護」であるのに対して、美粧段ボールは「売る事」がパッケージの目的になります。

中身を保護する段ボールの基本機能を持ちながら、段ボールに美粧性を付加した美粧段ボールは、様々な材料の組みあわせや箱の設計によって、軽量化やコストダウンも実現できるのです。

2.美粧段ボールと通常の段ボールの違いとは(印刷方法の違い)

美粧性の再現に適しているのがオフセット印刷です。段ボール印刷で最も使用される印刷方法はフレキソ印刷です。オフセット印刷は美粧性に優れており、商品価値を高めるデザインが施され、販売の促進に繋げる機能があります。化粧箱とよく表現されるのは、このような美粧機能を持った綺麗な箱をイメージしているからです。フレキソ印刷は段ボールの中に入っている商品を分かりやすく表示する事が目的で、会社名・商品名・中に入っている商品の個数等が、シンプルにデザインされます。従って、各々の印刷方法に求められるデザインの美粧性には大きな差がある事になります。

関連情報:紙器の印刷とは

3.美粧段ボールの特徴(板紙の箱並みに美粧性が再現出来る化粧箱段ボール)

段ボールは、流通における輸送や商品の保護が主な機能です。化粧箱は商品の価値を高め、販売を促進させることが主な機能です。
美粧段ボールは、その両方の機能を満たすパッケージという事になります。紙器の業界では、板紙を生産するパッケージメーカーは無数にありますが、美粧段ボールを主体に製造しているパッケージメーカーは非常に少ないのが現状です。

4.美粧段ボールの種類(枚葉貼合製品・ダイレクト印刷製品・プレプリント印刷製品)

美粧段ボールは、段ボールの種類(GF・EF・BF)と、生産方法によって区分されます。
美粧段ボールの生産方法は、大きく分けて3種類あります。

【枚葉貼合製品】
聞きなれない名前ですが、工程のイラスト図を参考にしてください。

※概要
先頭の工程は2つあります。平板原紙に綺麗な印刷を施すオフセット印刷工程と製品を段ボール化するために必要な片段を作る片段貼合工程があります。片段とは2つの層で構成される段ボールです。通常の段ボールは3つの層で出来ていますが、表の層をオフセット印刷された平板原紙を使用するのが枚葉貼合製品の最大の特徴です。前の工程で綺麗に印刷された平板原紙と片段段ボールを貼り合わせるのが「枚葉貼合工程」です。このようにして、綺麗な印刷が施された段ボール製品が出来上がっていきます。

【ダイレクト印刷製品】
枚葉製品をさらに進化させたのがダイレクト印刷となります。ダイレクト印刷とは、貼合された段ボールに直接オフセット印刷を施すのが特徴です。ほとんどの紙器メーカーでは、前述したオフセット印刷機・片段貼合機・枚葉機という設備が導入されています。GF(マイクロフルート)を生産・供給するパッケージメーカーでは、化粧箱の特性を活かした段ボールを供給するため、独自に印刷機の改良を行いGF(マイクロフルート)に直接オフセット印刷を施す技術を確立しています。このことにより、大きなコストメリットを創出する事に成功にしました。

以下の生産工程が削減されたイラスト図を参考にしてください。

【プレプリント印刷製品】
プレプリント印刷製品とは、事前に巻取原紙に印刷を施した材料を使って製造する製品を指します。プレプリント印刷の方法には2種類あります。 1つ目はグラビア印刷です。過去には、フイルム印刷に用いられる印刷手法でしたが、巻取原紙を使用するお客様から美粧性向上のご要望が多く、近年は写真印刷の再現性が大幅に向上しました。ビールの6缶パックで主流となっている印刷方法です。 2つ目は、フレキソ印刷です。フレキソ印刷のイメージはベタで構成された文字やイラスト程度の印刷しか出来ないとされていました。フレキソのプレプリント印刷は、その目的を変えつつあります。フレキソ印刷でも高精度の印刷再現ができる様に設備改良した印刷機を使用すれば、オフセットまでの美粧性はないものの写真印刷も再現できるレベルまで進化をしています。

この2つの印刷方法を、お客様のご要望(美粧性・トータルコスト等)を勘案した上で選択し、美粧段ボール化していく製品になります。

以下の工程のイラストを見てください。

このほかにも、シルク印刷やデジタルプリント等近年は導入されていますが、今回は主だった印刷方法の製品をご紹介しました。

注意したいのは、この3つの製品群には、メリット・デメリットがあります。生産できる段ボール(GF・EF・BF)の範囲やイニシャルコスト・美粧性の優劣等色々な条件があります。お客様の要望と美粧段ボールとして提供できる機能をベストマッチさせることで、お客様の商品を市場に訴求する事が美粧段ボールの役割になります。

5.日本トーカンパッケージの提供する美粧段ボールとは・・・

日本トーカンパッケージでは、ご説明した美粧段ボールの製造は、すべて自社で可能です。
特に、近年着目されているマイクロフルート(GF)を自社製造するパッケージメーカーは数社しかありません。また、美粧段ボールは日本トーカンパッケージ(前身の東罐興業時代含め)紙器部門の主力製品として全国の各メーカー様に供給させて頂いています。

一度検討してみたい、現状の箱を改善したいという事があればぜひお問い合わせください。

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