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参考事例&導入事例

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マルチパックマシン「アルティマ」と包装形態「エコノストロング」で
ライン稼働率6%UPと包材約10%の軽量化を実現

WestRock Company(ウェストロック)は、世界的なマルチパックのマシンと原紙を供給する米国のメーカーです。
日本トーカンパッケージは2012年マルチパックに関する契約を締結し、日本国内でマルチパックに関する協業をスタートしました。
ビール・飲料業界の導入のみならず、他業界の設備導入に関しても実績が出来ています。
マルチパック機「アルティマ」は、フルサーボ化されたマルチパックマシンで最高水準の稼働率で稼動する究極のマルチパックマシンです。

WestRock Company(ウェストロック)

設備提携先

社名
WestRock Company
(ウェストロック)
(ニューヨーク証券取引所上場)
本社所在地
アトランタ
拠点
工場等(約320拠点)
従業員数
約50,000名
売上高
200億ドル(約2兆2千億円)
段ボール生産量
約150億箱/年
その他の情報
・年間約550万トンの古紙を回収
・世界30ヶ国で事業
・年間約1640トンの原紙生産能力
・3370件の特許権及び出願数
WestRock Company(ウェストロック)

これまでの課題

1 設備の稼働率が確保できない
安定的な高稼働率が確保出来ない

2 包装資材のコストダウンが難しい
第2世代以降大幅包装改善が停滞

3 原紙品質が悪い
原紙起因による稼動トラブルの現象&生産現場に於ける
工程外の作業低減

導入期待効果

1 設備の稼働率UP
フルサーボ制御による設備搬入にて安定稼動を確保
(設備名:アルティマ)

2 包装資材のコストダウン
包装資材の改善を具現化し、設備適合性を配慮した新包装形態で原紙使用率の削減を実現

3 原紙品質の向上
原紙調達を変更し、品質の安定した場所から優先的に生産を実施、生産現場の手直し率を60%削減→納入包装資材の安定化に貢献

導入の背景

  • ビール向け6缶パックは、常に進化が必要!

    ビール向け6缶パックは、常に進化が必要!

    お客様の市場であるビール市場は、常に激しいシェアー争いと、それに伴う低コストの生産体制が包装資材メーカーに要求されています。その中で、包装資材は市場に年間約14億枚投入されています。

    包装資材が保証する機能的な強度・安全性は普遍的であり、これを維持しながら、新規の包装形態の開発・それに伴う包装システムのマッチィングの連携がなければ、市場に投入することが出来ません。従って長期間の開発プロセスとテストを経て初めて、お客様に提案しなければなりません。

    お客様は

    • 1取り決めされている包装資材の保証(強度側面・機能側面)を維持している事、もしくは更に向上する取り組みがなされている事
    • 2包装形態にマッチィングした包装システムが開発・市場投入が出来るレベルまで実証されていること。
    • 3マルチパックのTOTALコストが継続的低減できるテーマを常に検討していること
    • 4システムの安定稼動維持に向けた包装システムグループ(包装開発センター)による定期的なメンテナンス体制の保持。

    従って、マルチパックの包装形態改善は永遠のテーマです。

導入の効果

  • アルティマ包装システムがより安全で、より高速なパックを実現 アルティマ包装システムがより安全で、より高速なパックを実現

    アルティマ包装システムがより安全で、より高速なパックを実現

    約20年前フルサーボマシンの開発に着手し、継続して改良を実施致しました。今回導入したビール向け6缶マルチパック機「アルティマ」は、その名の通りフルサーボマシンの究極となった日本設計によるマルチパックマシンです。

    次世代マルチパックとして開発された「エコノストロングパック」を「アルティマ」に連動させパックシステムとして完成させました。

    日本トーカンパッケージが持つ「自動給紙機」を更に連動させ、無人化包装システムの究極システムとして市場導入を実現致しました。

    お客さんとのお約束通り、99%台後半の稼働率、包装資材使用量約▲6%の軽量化の実現、包装開発センター(包装システムグループ)による定期巡回の継続で予防保全を実施し、高評価を頂いています。

今後の展望

  • 今後は次世代マルチパックの形態開発とシステム開発が課題!

    今後は次世代マルチパックの形態開発とシステム開発が課題!

    ビールカテゴリー市場は減少傾向が継続低価格志向の拡大、若年層のビール離れの進行。酒税改正により酒類市場の構造変化が進みます。

    • 2017年6月に酒税法が改正(16%up)
    • 2020年/2023年/2026年で増税 ビールの定義が変わり、新製品の開発範囲が
      拡大
    • 小ロット・多品種化が
      加速する

    今後のマルチ予測

    • 予測1
      酒税法改定により、ビールカテゴリーは減少継続。代替ドリンクとしてRTDが成長中。
    • 予測2
      RTDへのシフトは加速、市場要求から、マルチパックの必要性は増大。
    • 予測3
      新たな設備投資や自社内製化の検討が増大。
    • 予測4
      ビール生産工場は多品種化(液種の多様化)には時間・コストが掛かる。
      ⇒充填メーカー様の位置づけが重要となる。

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